臍ヘルニア
臍ヘルニア(さいへるにあ)(俗称「でべそ」)は、主に乳幼児(特に生後数週間〜数ヶ月)に見られる疾患です。 おへその部分の腹壁(筋膜)の穴が完全に閉じきらず、泣いたりいきんだり(腹圧がかかる)ときに腸やお腹の脂肪が飛び出して、おへそがポコッとドーム状に膨らみます。 新生児の約10人に1人(低出生体重児ではさらに多い)で発生し、ほとんどが自然に治る病気です。 まれな重症例:(嵌頓:かんとん)腸が強く挟まって戻らなくなる → 激しく泣く・嘔吐・お腹の膨隆が硬くなる・発赤等が認められます → 緊急受診が必要です(非常に稀で数千から数万人に1人未満)
臍ヘルニアとは
臍ヘルニア(さいへるにあ)(俗称「でべそ」)は、主に乳幼児(特に生後数週間〜数ヶ月)に見られる疾患です。 おへその部分の腹壁(筋膜)の穴が完全に閉じきらず、泣いたりいきんだり(腹圧がかかる)ときに腸やお腹の脂肪が飛び出して、おへそがポコッとドーム状に膨らみます。 新生児の約10人に1人(低出生体重児ではさらに多い)で発生し、ほとんどが自然に治る病気です。
典型的な症状
まれな重症例:(嵌頓:かんとん)腸が強く挟まって戻らなくなる → 激しく泣く・嘔吐・お腹の膨隆が硬くなる・発赤等が認められます → 緊急受診が必要です(非常に稀で数千から数万人に1人未満)
- おへそがドーム状・風船のように膨らみます(特に泣く・排便・咳き込むとき目立つ)
- 指で軽く押すとグジュグジュという感触で中(腸の内容物)に戻ります
- 痛みはほとんどありません(赤ちゃんが不機嫌になることも少ない)
- ほぼ自覚症状はなく、見た目だけの問題です
自然経過
1歳までに約80% が自然に治ります。 2歳までに約90%以上 が自然に治ります。 成長とともに腹筋が発達し、穴が自然に閉じます。 ただし、自然に治っても一度伸びた皮膚がたるんで「おへそが飛び出したまま」(臍突出症)になるケースがあり、特に女の子の場合に美容的に問題になる場合があります。
治療の選択肢
以前は「2歳まで様子見」が主流でしたが、数十年前から圧迫療法(綿球+テープ固定)が普及し、整容面(きれいなおへそにする)を重視するようになってきています。 なお、欧米等では圧迫療法をあまりせず、5歳頃まで自然治癒を待つ傾向があります。(男女共に臍の整容を気にしない人が多いため)
圧迫療法(おすすめ時期:生後1〜4ヶ月頃がベスト)
綿球や専用パッドをおへそに押し込み、透明テープで固定します 家庭で3〜数日ごとに交換(医師指導のもと)します 早いほど効果が高く、生後6ヶ月以降は効果が低下します
75〜99%(自然経過を超える報告多数)と治療効果は高いです 皮膚かぶれのリスクがあります
手術
1歳以降で自然に治らず、穴が残る・皮膚たるみが気になる場合は手術を考慮します
受診の目安
生後数ヶ月で大きめ(直径2〜3cm以上)や心配なら、圧迫療法を相談するのがおすすめです。 嵌頓疑い(硬くて戻らない・激しく泣く)はすぐに救急受診が必要です。